「知られざる優良メガベンチャー?」──
“あの成長企業”を徹底解剖〜若手の成長環境「Woks Human Intelligence」編〜

「あの企業、成長し続けているし優秀な人材が集まっていることは見聞きするが、いったいどんな企業なんだ?」。

読者もこうした疑問を抱いたことはないだろうか?

企業として伸び続けてはいるものの、経営者、事業、プロダクト、組織などはベールに包まれている。おそらく、読者も思い当たる企業がいくつか浮かぶはず。ぜひ、その中を覗いてみたくはないだろうか。

そんな興味関心にお応えすべく、今回のテーマに最適な企業を紹介したい。その名も、Works Human Intelligence。これまでFastGrowで何度も取り上げてきた、HRテック業界を代表する成長企業の一角だ。

「Works Human Intelligenceと言えば、人材系?就活の際に見聞きしたことがあるけど、一体どんな会社なのだろう?」。と疑問が浮かんだ読者こそ打ってつけ。本記事を通じてその全貌を知ることができるだろう。そして、なぜ同社では優秀な人材が育つのかといった秘訣も──。

実は本記事は、これまで10以上の記事を制作してきた流れにおける完結編という位置づけにもなる。FastGrowではこれまで取材や特集を通じてWHIの事業詳細や、そこで活躍する優秀人材を紹介してきた。ここまで連載を追いかけてきてくれた読者にとっても、その総まとめとして楽しんでもらえる内容となっている。

起業家・経営者は、プロダクトづくりや人材育成の参考に。そして若手ビジネスパーソンは、同社で得られる魅力的なキャリアや挑戦機会を知るために。とくとご覧あれ。

  • PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
  • EDIT BY TAKUYA OHAMA
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Works Human Intelligence(WHI)とは?

まずはあらためてWorks Human Intelligence(以下、WHI)という企業について簡単に確認しよう。 同社は統合人事システム『COMPANY』の開発・販売・サポートを中心に、HRテック関連のサービスを提供している企業だ。日本の大手企業の3社に1社*、約1,200の大手法人グループを顧客に持ち、日本の複雑な人事・給与、勤怠管理、タレントマネジメント等を支援している。

*……社員数3,000人以上の法人(WHI調べ)

同社提供

WHIがチャレンジする人的資本管理(Human Capital Management、以下、HCM)市場は、日本のみならず世界からも注目を集めている急成長市場だ。

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今や人生100年時代と言われ、年々、定年退職の年齢が引き上げられている。結果、世の中の大勢が、人生においてより多くの時間を仕事に費やすようになってきている。また、併行してリモートワークや副業、フリーランス等、個人の働き方に対する手段も多様化し、「働く」ことの意味や価値が人それぞれ異なるものになってきている。

以下は、その想いを語る同社代表・安斎氏の弁だ。

安斎私が考える、楽しく働いている状態とは、“自分の好きなことだけをやって、ニコニコ笑って”、というものではありません。“自分自身が輝く瞬間を味わう”ということなんです。そのためにはチャレンジが必要不可欠。努力を重ね、成長して大きな目標を達成する。このプロセスの最後にある“達成”こそ、人が最も輝く瞬間なんです。

そして、人生を通じて長く取り組む仕事においてこのプロセスを味わうことができれば、働くことが楽しくなる。その結果、人生がより豊かなものになっていくんです。WHIは、この一連のプロセスのサポートを、『COMPANY』というサービスを通じて提供していきたいと考えています。

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WHIは、投資規模が大きく市場として魅力的な、大手法人向けHCMソフトウェア市場にフォーカスし、 事業を展開している。

具体的には、統合人事システム『COMPANY』の開発・販売・サポート、及びHR関連サービスからなるHR事業だ。特に、この『COMPANY』は、入社から退社までの人事業務を網羅し、企業とはたらく人(社員)の 双方に対して、HCM機能をフルスイートで提供するプロダクトなのである。

そして同社を率いる代表の安斎氏は、デル日本法人、SAPジャパン、アルテリア・ネットワークスなど、名だたるIT企業の経営を担ってきた人物。安斎氏はこれらの企業経営を経る中で、成長する企業の要素は大きく3つに分けられることを学んだという。そして、その3つの要素がWHIにこそあると感じたため、同氏は次なる挑戦の機会としてWHIを選んだ。

その要素とは、1つ目は、企業が持っている“技術力”。2つ目は、企業の成長をサポートしてくれる“優良顧客”。そして3つ目は、事業価値を生み出す“優秀な社員”である。以降のセクションでは、同社を率いる安斎社長の魅力を紹介しつつ、これらの要素を解説していこう。

WHIが急成長を続けている3つの理由

  1. 技術力
    パッケージソフトの設計
    ノーカスタマイズ思想
  2. 優良顧客
    アクティブなユーザーコミュニティ
    政府との連携
  3. 優秀な社員
    成長意欲
    推進力
    他者へのリスペクト
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「WHIなら私もまだまだ成長していける」。
代表・安斎氏とは?

株式会社Works Human Intelligence(WHI)
代表取締役最高経営責任者
安斎 富太郎氏

慶應義塾大学卒業後、日本アイ・ビー・エムへ入社。社長補佐、IBM米国本社勤務、公共・公益・通信メディアサービス事業部長、NTT事業部長を歴任。その後、デル株式会社 法人企業日本代表、SAPジャパン株式会社 代表取締役社長、アルテリア・ネットワークス株式会社 代表取締役兼CEOを経験。2020年7月より代表取締役最高経営責任者へ就任。

安斎氏の経歴からは、自ずと歴戦のプロ経営者たる風格が伝わってくるかと思う。しかし、1,000名超えの組織を率いる人物としての魅力はその高い経営スキルだけにとどまらず、若手の育成に懸ける想いや、際限なき成長意欲にあるとFastGrowは捉えている。

安斎WHIは、役員を含めた平均年齢32歳と若い会社で、60代の私は毎日刺激を受けてばかり。これならまだまだ、私もビジネスパーソンとして成長していけそうですね。

安斎氏はIT業界に42年携わり、経営トップとしては4社目。WHIへと移るタイミングでは他社からも多数の引き合いがあったというが、安斎氏がWHIにジョインした理由は、「WHIが持つ“若さ”と、その大いなるポテンシャルに惹かれたからだ」とのこと。

安斎WHIが手掛ける『COMPANY』は、国内大手法人*の3社に1社が利用する、国内最大級の統合人事システムとしてその地位を確立しています。にも関わらず、WHIの社員の8割以上は20〜30代の若手で構成されている。

*……社員数3,000人以上の法人(WHI調べ)

この若い力を最大限に発揮してもらうために、私がこれまで培ってきた経験が活かせると思ったんです。

また、せっかく仕事をするなら私自身もさらに成長したいと考えています。WHIの代表になった2020年当時、私は既に60歳を過ぎていました。しかし、そこからでも「まだまだ成長していける」「成長していこう」という想いがあったんです。

これまでのキャリアを通じて、ビジネスパーソンとしてそれなりに経験を重ねてはきましたが、WHIにきてから「なるほど、こういう考え方ができるのか。そういう発想もできるのか」と、日々、若手から刺激を受ける毎日です。私も負けていられないですよね。

経営者として大ベテランの域にいる安斎氏だが、未だ尽きぬこの成長意欲には驚きを隠せない。「若手の育成に回りたい」という経験豊富な経営者は数あれど、「若手に学び、成長を続けていきたい」と公言する経営者は稀有な存在ではなかろうか。

そしてもちろん、WHIの若手育成に向ける想いもひとしおだ。「君の失敗などお見通し」はFastGrowの取材歴の中でもトップクラスのキラーフレーズと言えるだろう。

安斎若手の皆さんに声を大にしてお伝えしたいのが、「失敗を恐れないで欲しい」ということ。そして、「自ら思い込みで制約をつくらないで欲しい」ということです。

「これは駄目そうだな」、「おそらく無理だろう」とやる前から自己完結してしまわずに、発想の赴くままやってみればいいと思います。結果、失敗するかもしれない。いや、きっと失敗するでしょう。しかし、あなたが失敗することなんて、実は会社はお見通しなんです。

この安斎氏の取材記事を読んだ学生読者からは、「一発でファンになった」という声もあるほど。気になる方はぜひ、その人となりを詳しく追ってもらいたい。

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大企業の複雑な業務に対応するHRプロダクト

さて、WHIを率いる「顔」を覚えたところで、先ほど挙げた同社の魅力を紐解いていこう。ここでは約1,200の大手法人グループを顧客に持つプロダクトの強みを紹介する。

同社は、プロダクト提供開始時から『COMPANY』シリーズというブランドのもと、人事管理・給与計算・勤怠管理・雇用手続管理・タレントマネジメントなど、「入社から退職までの人事労務課題」を網羅したソリューションを展開してきた。

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具体的にアプローチする課題としては、人事情報の収集から履歴管理、可視化までを実現する「人事管理」。次に、各顧客企業で必要とされるバラエティ豊かな勤怠管理に対応する「労務管理」。そして、蓄積された人事データの分析により、明日の事業経営に役立つ組織戦略の構築を後押しする「人材戦略」などが挙げられる。

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ここで、「WHIはプロダクトのラインナップが多いことが強みなのね」と感じた諸君は早計だ。同社のプロダクトの真の強みとは、その技術力やビジネスモデルにある。

WHIが提供する『COMPANY』のビジネスモデル上の強み

  • ノーカスタマイズ
    あらゆる業種業態に対応した機能を標準装備しており、顧客を選ばず広く活用してもらうことができる。また、標準機能が豊富であることから顧客社内の制度変更や運用変更にもノーコードでスピーディ・フレキシブルに対応可能。追加のシステム開発によって顧客企業内の変化を足止めすることがない。
  • 無償バージョンアップ
    『COMPANY』は未完成の製品。時代とともに顧客や市場に求められる機能は変化していく。その変化に併せて標準機能を無償でアップデート。常に最新機能を顧客が使えるため、使い続けられる製品に。

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WHIの競合優位性とは、『COMPANY』シリーズの対応範囲の広さだけでなく、こうしたビジネスモデルこそがその源泉となっているのだ。

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図は再掲となるが、WHIのプロダクト『COMPANY』は数千名〜数万名の社員を抱える大手法人グループを中心に導入されている。これも先述だが「日本の従業員数3,000人以上の大手企業の約3社に1社が導入(WHI調べ)」している計算となる。しかも、その約50%にあたる600法人グループの顧客が“10年以上”に渡り活用し続けているという、モンスター級の実績だ。日本のリーディングカンパニーが利用しているからこそ、社会的な影響力も非常に大きい。

そしてこのソリューションをストック型ビジネスで提供しているといった点も強調しておきたい。日本の大手法人グループ1,200社の導入から生み出される収益は、WHIの事業基盤を確固たるものにしていることは、想像に難くない。

また、『COMPANY』はノーカスタマイズかつワンソースのプロダクトのため、顧客同士で機能のナレッジシェアが活発に行われている。そこでシェアされるナレッジをもとに新しい機能を使う顧客も増えていくのだ。事実、『COMPANY』には顧客同士で情報交換をし合うユーザー会「ユーザーコミッティ」があり、顧客の入会率は90%を超える。ここまでアクティブなユーザー会はなかなか存在しないのではないだろうか。

また、WHIはこのユーザー会に所属する約1,100法人グループの人事部門から寄せられる声を行政機関に届け、法制度や行政手続きに起因するユーザーの課題解消を目指す活動にも取り組んでいる。自社の利益追求のみならず、社会の前進にも貢献する。こうしたスタンスが、長年に渡り多くの企業から愛される所以なのかもしれない。

そんなWHIのプロダクト『COMPANY』は、現在はSaaSモデルでの提供や、タレントマネジメント領域での拡張も絶賛推進中。いわゆる「出来上がった」プロダクトではなく、まだまだ成長ポテンシャルを秘めているのが『COMPANY』なのだ。

そんなWHIのプロダクトが持つ魅力や、今後のプロダクト展開については下記の記事に詳しく書かれている。興味がある読者はぜひ目を通してもらいたい。

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WHIの知られざる、“超”贅沢な若手の成長環境

「社会的インパクトの大きな事業に携わりたい」

「将来は、社会を動かすような事業成果を生み出したい」

そう望むのは自由だが、いま読者が日夜取り組んでいる仕事は、そのポテンシャルを秘めているだろうか?もし、自信を持って首を縦に触れないのならば、あらためて我が身をおくべき環境とはどこかを再考してもらいたい。結論から言うと、「先々は社会規模で大きなことを成し遂げたい」と望むなら、WHIは絶好の場所だ。

まずはそのリアルな声をご覧いただく。

入社1年目から予算X億円規模に及ぶエンタープライズ企業向けのプロジェクトをリードできる

入社2年目で新規開拓から総額1億円の受注を達成しました。そのプロジェクトは、私を含め3名で担当。中でも年次が最も低い私に顧客対応を任せてもらい、一手一手、提案内容や戦略を自分で決めながらプロジェクトを動かすことができたのは、大きな経験になったと思います。

(WHI取材記事「「この会社なら成長できそう…」それってホント?──Works Human Intelligenceに学ぶ、新卒が見落としがちな企業選びの3大要素」より引用)

顧客ごとに数十名のステークホルダーのメリットを追及しながら進める、複雑で難度の高い仕事を経験できる

人事管理や給与計算といった業務を通して、より大きな組織課題にアプローチし、経営層、人事部門、従業員……お客様のすべてのレイヤーの方々にとって価値のある提案をしなければ、導入してもらうことはできません。言い換えれば、数千人に良い影響を与える施策を考えなければならないんです。

(WHI取材記事「「急成長したい若者は「チャーンレートが低い企業」を選ぼう!──大企業ならではの知られざる成長環境を、Works Human Intelligenceに学ぶ」より引用)

安定した事業基盤の上で、若手が失敗できる風土が全社的に醸成されている

「これは駄目そうだな」、「おそらく無理だろう」とやる前から自己完結してしまわずに、発想の赴くままやってみればいいと思います。結果、失敗するかもしれない。いや、きっと失敗するでしょう。しかし、あなたが失敗することなんて、実は会社はお見通しなんです。

(WHI取材記事「「君の失敗なんて、お見通し」──国内最大級のHRテック企業、WHI代表・安斎に訊く、市場価値の高い人材の育て方」より引用)

入社後も、自身の才能を最も開花させ、事業にインパクトを与え得るポジションは何か社内横断で検証可能

たとえば、営業担当がお客様のニーズを製品企画に反映するために、開発部門に異動する。開発担当が人事部門に異動して、全社の生産性向上に取り組んでみるといった具合です。「事業の成長においてシナジーを発揮できそうだ」という前提の基、自由なキャリアを描けるんだと捉えていただければよいかと思います。

(WHI取材記事「「社員のキャリア」と「事業の成長」はアラインさせよ──HRテックの先駆者・Works Human Intelligenceと探る、個のキャリアと事業成長の関係性」より引用)

いかがだろう?WHIとは、こうした類稀なる成長環境を持った企業なのだ。 大組織相手の大型プロジェクトに参画でき、文字通り社会的インパクトのある仕事ができる。そして、そこで発生する複雑多様なステークホルダーとの調整連携に揉まれることで、失敗を経ながら20代のうちからタフな事業遂行力を身につけることができるという点が、WHIならではの魅力と言える。

そんなWHIで活躍する社員の優秀さについて、代表の安斎氏も以下のようにコメントしている。

安斎私がWHIに入って最も驚いたことは、社員の優秀さなんです。

分解すると3つの要素に分けられますが、まず何より社員の“成長意欲”が非常に高い。彼ら彼女らは、「私はこうしたい」という意志を持っているので、経営者としてはそのためのサポート環境を用意するだけで良いんです。もちろん、その成長意欲を存分に発揮できる環境づくりにはプレッシャーが付き纏いますが、企業を運営する者としては非常に頼もしい限りです。

そして次が、“自己完結できる推進力”があるということ。取り掛かった挑戦を途中で投げ出すことなく、最後までやり遂げる。ここに関しては正直、「せっかくなら、もっとWHIのリソースを贅沢に使えば良いのに…」と思ってしまうこともあります(笑)。それほど、自身で問題意識を持つことができ、またその問題を解決するための推進力がある社員が多く在籍しています。

3つ目も衝撃的でして、“同僚に対するリスペクト”という点です。私が社員の人事評価には関係のない顧問という立ち位置だったときに、ざっくばらんに「WHIの良いところは何ですか?」と社員たちに聞いてみたことがありました。すると8割を超える社員の面々が、「お互いに刺激し合える優秀な人材がいること」と答えたんです。私はこれまで様々な会社を見てきましたが、ここまで同僚に対してリスペクトを持った会社は見たことがなかった。当時、顧問になって1〜2ヶ月ぐらいの時でしたが、「これは面白い会社に入ってしまったな…!」と感じたことをはっきりと覚えています(笑)。

さあ、その実態が気になる読者は、ぜひ若手の活躍事例が詳しく描かれた以下の記事を読んでもらいたい。

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社員の成長を下支えする豊富なキャリアパス、組織カルチャー

「ずいぶん魅力的な成長環境を謳っているが、あまりに整いすぎている。何か裏があるのではないか…」──。

「実はWHIには厳しい競争原理が働いており、プライベートを捨てる覚悟で挑まないと活躍はできないのでは」──。

そんな疑念を抱く読者にとってはうってつけの章となるだろう。WHIが提供する働きやすさや豊富なキャリアパス、これらも相まって同社には優秀な人材が集まり、そして育っていくのだ。

飯田(コンサルタント)WHIからは「自身で業務を調整できるのであれば、正社員として働きながら大学院へ進学してみては?」と提案してもらったんです。僕の意志を尊重してもらえたことがなにより嬉しくて。より一層、WHIでの仕事を頑張ろうと思えましたね。

飯田(コンサルタント)最近ではキャリアパス制度のしくみが充実してきたことで、以前にも増してキャリアの構築がしやすくなったと実感しています。その具体例の1つが、“キャリアディスカバリーシート"です。このシートに「1年後の自分はどうなっていたいのか」「5年後の自分はどうなっていたいのか」という理想のキャリアを記入し、それを基に上司との1on1ミーティングで話し合いをするんです。

WHIには、働き手を単なる労働者としてではなく、1人の人間として捉え、本気でキャリアを考えてくれるカルチャーがあります。そこが一番の魅力ですね。

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「1人の人間として捉え、本気でキャリアを考えてくれる」。そう掲げる企業は多いと思うが、本当に実行できている企業がどれだけいるだろうか?その他、WHIは女性の社会進出を促す取り組みにもいち早く「実行」してきた。

東城(コンサルタント部門マネージャー)3歳以降の子どもを持つ社員に対する時短勤務を認めている企業はまだ非常に少ないです。しかし、WHIでは私が入社した2009年の時点ですでにその制度を取り入れており、時代を先取りした働き方に対応していました。

東城(コンサルタント部門マネージャー)もちろん男性も取得が可能であり、性別に関係なく家庭と仕事の両立について様々なパターンに対応できる形となっています。私は時短勤務ですが、もちろんフルタイムで働く母親・父親の社員もいます。それぞれの希望が叶う制度運用が進んでいるんです。

前章で紹介した豊富なキャリアパスを、いわゆる「攻め」の部分だとすると、こうした「守り」の点でもWHIは優れている。人によっては「チートでは?」とすら感じるかもしれない同社の組織環境。なぜこのように社員の成長や働きやすさの向上にコミットすることができるのか?

我如古(採用マネージャー)もちろん私たちは営利企業なので、事業を行ううえではWHI側が意志を持って社員のアサインを設計します。そして社員はその采配に対して最大限の価値を発揮し、事業成長に寄与することが基本の責務だと考えています。

しかしながら、その事業貢献の方法論が一通りではないのがWHI社員の腕の見せどころです。たとえば、営業担当がお客様のニーズを製品企画に反映するために、開発部門に異動する。開発担当が人事部門に異動して、全社の生産性向上に取り組んでみるといった具合です。「事業の成長においてシナジーを発揮できそうだ」という前提の基、自由なキャリアを描けるんだと捉えていただければよいかと思います。

今の時代、人的資本経営が注目されているように、企業の成長だけでなく、個の自己実現も重要だ。こうした価値観が世に浸透してきた中で、それぞれの社員が知見を出し合いながらシナジーを発揮し、ユニークな問題解決方法を生み出せる。こうしたカルチャーが整っていることも、WHIの魅力として外せないポイントだろう。

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「どこに行っても通用する」人材を目指すなら、WHIへ

WHIの徹底解剖、いかがだっただろうか?

日本および世界に共通する「働く」というイシューに向けて、模倣困難なプロダクトで挑むWHI。同社を率いる経営者・安斎氏の人となりや、若手育成に懸ける想いは強く印象に残ったのではないだろうか。

若手ビジネスパーソンにとって、理想の成長環境を備えているWHI。「日本の大手法人1,200社が導入することで得られる安定した事業基盤」「安斎社長を筆頭に、全社を挙げた若手のバックアップ体制」そして、「攻めも守りも文句なし、若手の意志を尊重した豊富なキャリアパス」。これらの要素を内包するWHIは、多数の急成長企業を見てきているFastGrowからすると「知られざる優良メガベンチャー」であると感じる。

これから就活を迎える学生や、20代のビジネスパーソンたちよ。どこに行っても通用する高いビジネススキル、そう、成長意欲の高さ・強い意志・自己完結できる推進力・同僚に対するリスペクトなどを身につけ、市場価値の高い人材を目指していきたい者は、WHIの門を叩けばその全てが得られると言っても過言ではないかもしれない。

こちらの記事は2024年01月23日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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藤田 慎一郎

編集

大浜 拓也

株式会社スモールクリエイター代表。2010年立教大学在学中にWeb制作、メディア事業にて起業し、キャリア・エンタメ系クライアントを中心に業務支援を行う。2017年からは併行して人材紹介会社の創業メンバーとしてIT企業の採用支援に従事。現在はIT・人材・エンタメをキーワードにクライアントWebメディアのプロデュースや制作運営を担っている。ロック好きでギター歴20年。

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