【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編 Vol.28:株式会社クラダシ 山口達也氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
株式会社クラダシにおける「BizDev」の魅力とは?
以下、話者は山口達也さん
クラダシは、社会性・環境性・経済性を両立するビジネスを通じて、社会課題を解決することに本気で取り組んでいます。私はその新規事業として、再生可能エネルギー領域における事業立ち上げを担当しています。この「再エネ」が国内外で拡大していくための鍵となる、系統用蓄電池の普及に向けた、新サービスの企画・推進を行っています。
前例や正解のない領域において、社会課題の「解」を最短距離で探り、事業として形にしていくスピード感と裁量の大きさが、このポジションの大きな魅力です。社会にとって意味のある挑戦を自ら創り出せる点に、日々大きなやりがいと面白さを感じています。
BizDevの処方箋
処方箋その1:良い戦略を立てる
新規事業においては、初期の戦略設計を誤ると、その後の実行がすべて的外れとなり、修正に要するコストも大きくなります。そのため、私は戦略立案を最も重要なプロセスと位置付けています。社内外の有識者から最新の一次情報を取り入れて仮説を構築し、あえて批判的な視点で検証することで精度を高めています。さらに、策定した戦略を現場で実現可能な具体レベルまで落とし込むことで、成果へと確実につなげることを意識しています。
処方箋その2:上手くいかないことを楽しみ実行する
新規事業では、どれだけ精緻な戦略を立てても、想定通りに進まないことが前提になります。そのため、失敗や停滞をネガティブに捉えるのではなく、次の打ち手を見つけるための材料として前向きに楽しむ姿勢を大切にしています。また、常に複数の選択肢を持ち、未来に向けて今打てる手を考え続けることで、環境変化にも柔軟に対応でき、結果として成果につながると考えています。
処方箋その3:常に自分をアップデートする
成果を継続的に上げるためには、環境や状況に依存せず、自身の思考や能力をアップデートし続けることが不可欠だと考えています。そのため、日々のインプットを習慣化し、知識や視野を広げることを意識しています。加えて、定期的に内省の時間を設け、自分の判断や行動を客観的に振り返ることで、次の改善につなげています。こうした積み重ねが、変化の激しい新規事業の環境下においても成果を出し続ける土台になると考えています。
BizDevを学べるオススメコンテンツ
オススメその1:「良い戦略、悪い戦略」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | リチャード P.ルメルト |
| 出版社 | 日本経済新聞出版 |
| 出版日 | 2012/6/1 |
| Amazonリンク | ![]() |
経営戦略・事業戦略・組織戦略など、さまざまな場面で登場するものの理解が難しい「戦略」というものをシンプルに説明した良書です。私もチームの戦略を描く際は、常にこの書籍にある内容に立ち返って、シンプルかつ行動に繋がる戦略を描くようにしています。
オススメその2:「HARD THINGS」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | ベン・ホロウィッツ |
| 出版社 | 日経BP |
| 出版日 | 2015/4/17 |
| Amazonリンク | ![]() |
スタートアップで働く方や、新規事業を担当される方に是非読んでいただきたい一冊です。起業や新規事業はほぼトラブルだらけであるということと、その苦境をいかに乗り越えるべきかを学べる良書です。
オススメその3:「BCGの育つ力・育てる力」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | 木村亮示,木山聡 |
| 出版社 | 日経BP 日本経済新聞出版 |
| 出版日 | 2024/10/26 |
| Amazonリンク | ![]() |
常に自分をアップデートしていく上での教訓に溢れる書籍です。成長するためのマインドセット、自分との向き合い方などすぐに実践できるアイデアばかりで、成長の為のヒントが詰まっています。マネージャーとなった今は「育て方」の学びにもなりますし、「育てる」ことが「育つ」に繋がるという内容を肝に銘じてメンバーと対話しています。
キーパーソン山口達也氏から皆さんへのメッセージ
株式会社クラダシは、ミッションに「善いビジネスで未来に実りを。」、ビジョンに「日本一のインパクト企業グループへ。」を掲げています。あらゆる領域の社会課題をビジネスの力で解決し価値へと転換することで、社会・環境・経済に確かなインパクトをもたらす「ソーシャルグロースカンパニー(Social Growth Company)」を目指しています。
創業事業であるフードロス削減事業は今まで以上に加速させながらも、系統用蓄電池・再生可能エネルギーを始めとした新たな領域にも果敢にチャレンジしていきます。今はまさにその変革期。今だからこそ出来る経験や成長環境が多く広がっています。自らが介在価値を出して事業を成長させ、それによって自分自身も成長していきたいという方にとっては打ってつけの環境があるので、ご一緒できることを楽しみにしています。
株式会社クラダシの募集を見てみる
山口氏に興味を持ったらこちらもチェック!
こちらの記事は2026年02月18日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
連載ベンチャーキーパーソン名鑑
62記事 | 最終更新 2026.02.18おすすめの関連記事
若手は全員、「経営人材候補」──ラクスル流・レバーを握る人材の育成と、AI時代のアップデート
- ラクスル株式会社 上級執行役員 グループCRO
- ノバセル株式会社 代表取締役社長
そのキャリア戦略に「手応え」はあるか?──大手出身者がPKSHAで見出した、技術とビジネスの“共進化”で描くAI時代の市場価値の高め方
- 株式会社PKSHA Technology PKSHA Technology AI Research&Solutionカンパニー BizDev
50万ユーザー獲得の先にある自己変革。ヤプリの事業ピボットに学ぶ、エンタープライズ攻略を加速させる組織と戦略
- 株式会社ヤプリ 取締役執行役員COO
このSaaSは、AIで死ぬのか?強くなるのか?RightTouch長崎×IVRy奥西、エンプラ向けで伸び続けるプロダクト戦略論
- 株式会社RightTouch 代表取締役
世界のEC市場約20兆ドルを動かす、日本発“売れる構造”の仕掛け人──グローバルプラットフォーマー・TikTok・P&Gが指名する企業の正体
AIは当たり前。だから事業にピュアに向き合う──DMMという最高の環境で、Algoageが挑む“事業創造会社”のつくり方
- 株式会社Algoage 代表取締役CEO
成長していく経営人材、たった1つの共通項は「コミットメント」──「ギリギリ大きな球」を投げ、失敗から学び切る育成設計
- ラクスル株式会社 上級執行役員 グループCRO
- ノバセル株式会社 代表取締役社長
未来の経営人材は「レバー」を増やし、AIで回せ──事業×組織×財務×プロダクトの8マスで捉える、ラクスル流・若手経営人材のキャリアステップ
- ラクスル株式会社 上級執行役員 グループCRO
- ノバセル株式会社 代表取締役社長
