連載ベンチャーキーパーソン名鑑

【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編 Vol.2:Publink 阪上 結紀氏

阪上 結紀
  • 株式会社Publink 執行役員 

新卒でUnipos株式会社に入社し、セールスおよびカスタマーサクセスを担当。その傍ら、Publinkで副業を開始し、3年目に正式にジョイン。経営企画や官民オープンイノベーション事業、研修事業のプロジェクトマネージャーを経て、28歳で執行役員に就任。多様な人や情報、機会とのご縁によって人生が大きく広がった経験から、「知らないこと」によって生まれる損失を減らし、自分自身と周囲の可能性を広げていくことを、人生のWILLとしている。

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「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。

本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。

日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。

彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。

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Publinkにおける「BizDev」の魅力とは?

以下、話者は阪上さん

Publinkは官民双方を経験した代表・栫井が立ち上げた、官民共創ベンチャーです。Publinkで働く魅力は「本質的に未来を変えること」に関われる点にあります。行政はルールや資金、機運などの「環境」を整え、企業は事業を通じて価値を提供する──その両者がうまく噛み合えば、日本は必ず、もっと『良くなる』と、私たちは信じています。

6月のPublink Eventでは、兼原元内閣官房副長官補や通商戦略を推進する経産省・東課長、グローバル大企業やベンチャーの経営者が集い、日本のグローバル戦略と官民共創の可能性を語り合いました(https://publink.site/event-lp/)。

まさに今後の日本の未来を左右する、そんなテーマをリードするキーパーソン同士が共創する場を創っています。さらに、事業開発のPMとして「そもそも何のために、何の事業をやるのか」から企画できることにも魅力を感じています。

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BizDevの処方箋

処方箋 その1:
知見や実績のある人を頼る

1つ目は、知見や実績のある人に頼ることです。

事業開発のクオリティとスピードを高めるために必要なのはもちろん、1人が人事や労務、法務など多様な役割を担うスタートアップにおいて、良いパートナーを見つけて頼ることは非常に重要な姿勢だと考えています。

だからこそ私たちは、Publinkの強みや特性を理解し、スピード感を持って伴走してくれる、信頼できるパートナーを見つけ、頼ることにはとてもこだわっています。


処方箋 その2:
自分のポテンシャルを信じる

2つ目は、自分のポテンシャルを信じることです。

例えば、趣味で「タンザニアのキリマンジャロ山(標高5,895m)に登ろうと思う」と言ったら、周囲から驚かれました。でも、正しい準備を重ねることで、実際に登頂できました。

キャリアも同じで、自分で無意識にラインを決めるのではなく、自分を信じて貪欲に頑張っていくことが道を拓くことにつながります。私自身、今のポジションにつく前、まだまだその姿勢が足りていなかったと反省しているので、もっと貪欲に自分も周りも高めていきたいです。


処方箋 その3:
理想から考える

そして、常に「理想から考える」ことを大切にしています。2025年4月にリリースしたPublink Letter/Event事業も、体制変更と立て直しのタイミングで、「そもそも私たちは何をやりたいのか?」と代表と2人で議論したところから生まれました。

これまでの仕事を振り返り、ひたすら内省を重ねてたどり着いた事業です。そこからの変化のスピードと広がりは想像以上で、「理想」や「本当にやりたいこと」と向き合う強さを、日々実感しています。

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BizDevを学べるオススメコンテンツ

オススメその1:「時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

書籍情報
著者 シェーン・スノウ
出版社 講談社
出版日 2016/8/30
Amazonリンク

「SmartCuts(賢い近道)」と「ShortCuts(単なる近道)」はまったく別物——そんなスタンスのもと、いかに早く成果を出すかを、具体的な事例を交えて解説しています。

正しい努力の方向性を考えるうえで、とても示唆に富んだ一冊です。


オススメその2:「ICCサミットの運営スタッフの経験

書籍ではありませんが、毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加し真剣に議論する場であるICCサミットの運営スタッフから、多くを学んでいます。

さまざまな人や情報との出逢いに加えて、登壇者・参加者・運営のすべてにおいて徹底してクオリティが追求されており、自ずと視座が引き上げられる機会となっています。

また、「ともに学び、ともに産業を創る」という一貫したコンセプトのもと、「産業を創る」とは何かを深く考え、体感できる機会にもなっています。

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キーパーソン阪上氏から皆さんへのメッセージ

本質的に日本の未来を変えていくためには、国や自治体などの行政と、企業がもっと共創していくことが不可欠です。Publinkは、官民のキーパーソンとの信頼と繋がりを強みに、「日本」を主語にした事業に取り組んでいます。

一方で、カルチャーはスピード感あふれるスタートアップ。大きなテーマに挑みながら、自ら変化を起こしたい。そんな想いのある方、ぜひカジュアル面談でお話しましょう!

Publinkの特徴

  • 省庁や大手企業、スタートアップ経営者などの意思決定層との連携・戦略設計機会が豊富
  • 内閣府や長野県などと連携した、全国注目のオープンイノベーション事業を多数運営
  • 代表は Forbes「日本のルールメーカー30人」に選出

PublinkのBizDev関連の採用情報を見てみる

省庁・自治体案件プロジェクトマネージャー

新規事業開発(Publink Letter/Event)

こちらの記事は2025年07月03日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。

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