【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編 Vol.21:AstroX株式会社 大谷和彦氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
AstroX株式会社における「BizDev」の魅力とは?
以下、話者は大谷和彦さん
AstroXは、「宇宙開発で“Japan as No.1”を取り戻す」というVisionを掲げ、気球を使って成層圏からロケットを空中発射する「Rockoon」方式の宇宙輸送に挑むスタートアップです。
宇宙分野は成長産業であり、日本が世界で勝負できる数少ない領域として産官学から注目されています。また、地上と宇宙の中間である成層圏活用も近年注目が高まっています。AstroXは、宇宙と成層圏の双方にアクセスできる独自アセットを有する点が特徴です。BizDevは、そのアセットと市場の結節点として、前例の少ないテーマを顧客やパートナーと共創しながら形にしていく役割を担う点に大きな魅力があります。
BizDevの処方箋
処方箋その1:全て自分でやり切る
すでに確立されたサービスでは担当領域が分かれますが、BizDevが扱う新規事業は“走りながら創る”ため、どの領域が必要かすら最初は見えていません。だからこそ「ここは誰が」と線引きする前に、自らが起点となり、情報整理からサービス設計、営業、契約、提供まで一連の流れをまず自分でやり切ることを意識しています。道筋をつくるために自走し続ける姿勢が非連続な成果を生むと考えています。
処方箋その2:正解の道を選ぶのでなく、選んだ道を正解にする
何が正解か、は後から分かる結果論だと思っています。結局、どの道を選んでも大なり小なり「本当にこのままでいいのだろうか?」と不安に思うフェーズはあると思いますが、その度にどこか別の選択肢に正解を求めるのでなく、選んだ道を正解にするという覚悟を持って事業を推進することが重要だと思っています。
処方箋その3:契約に拘る
BizDevにとっての至上命題は事業を立ち上げること。ストレートに言うと、売上を作ることだと思っています。BizDevのスコープは広いので、もちろん売上にカウントされなくても重要な成果指標は多数ありますが、やはり、自分たちの事業・サービスに対して対価を頂くことができて初めて、BizDevとして評価されるものだと思っています。
BizDevを学べるオススメコンテンツ
オススメ:「実戦マーケティング戦略」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | 佐藤 義典 |
| 出版社 | 日本能率協会マネジメントセンター |
| 出版日 | 2005/4/22 |
| Amazonリンク | ![]() |
「マーケティング」とありますが、BizDev、採用、技術開発、キャリア形成など、ほぼ全ての領域で活用できる著者の考えが凝縮されています。世にあふれるビジネスフレームワークが、この一冊に見事に実践的なレベルへと整理し直されており、私自身も何度も読み返しています。この筆者の考えをストーリー仕立てでわかりやすくビジネス・ケースの形で解説した本も数冊出ているので、こちらも大変おすすめです。
オススメその2:動画「スティーブ・ジョブズのスタンフォード講演 (Youtube)」
未来に向けて点をつなぐことはできず、振り返って初めて意味が分かるという考え方です。BizDevは特に不確実性の高い仕事だからこそ、将来を過度に予測するより、今の興味や関心を深く掘り下げることを大切にしています。その積み重ねが独自の強みとなり、結果的に価値ある事業につながると考えています。
オススメその3:「西野亮廣エンタメ研究所」
お笑いコンビキングコングの西野さんのオンラインサロンです。芸人としてでなく、ビジネスパーソン・クリエイターとしての圧倒的な仕事・行動量と、細部にまでこだわったブランディング、多彩な手法によるマネタイズ、など、ビジネスにおける学びが多数あります。特に、現在進行系で「今の状況に対して、いかなる打ち手を講じるか」が毎日発信されており、生きたビジネス・ケースとして有用です。
キーパーソン大谷和彦氏から皆さんへのメッセージ
純粋に、宇宙ってワクワクしませんか?
確かに宇宙は成長分野であり、日本が世界で戦える構造的優位性を持つ領域です(このあたりも大変興味深い話です!)。しかし何よりも、言葉では説明しきれない「宇宙ってなんかワクワクする」という根源的な魅力が、人を強く惹きつける領域だと思います。
AstroXには、日本のロケット開発を長年支えてきたベテランから、これまで宇宙と無縁だったメンバーまで、多様なバックグラウンドの仲間が集まり、「宇宙開発で“Japan as No.1”を取り戻す」というVisionに向けてともに挑戦しています。
多数のポジションで採用活動中です。ぜひ一緒に宇宙を目指す仲間になってくれたら嬉しいです。
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AstroX株式会社の採用資料
こちらの記事は2026年01月22日に公開しており、
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