【ベンチャーキーパーソン名鑑】BizDev編 Vol.22:J-CAT株式会社 牧野雄作氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
J-CAT株式会社における「BizDev」の魅力とは?
以下、話者は牧野雄作さん
J-CATは、テクノロジーとクリエイティビティを持ったプロフェッショナルとして、魅力あふれる日本の姿を世界へ広く発信していくことを使命としています。
私はサプライヤー側の各部署の責任を担っています。取引先は、数百年続く神社仏閣や歴史的建造物の運営者、伝統を紡いできた職人や文化芸術家の方々。普段立ち入ることのできない領域で、日本の根幹を支える方々の課題に真摯に向き合う日々は、この役職ならではの醍醐味です。
先駆者の想いを汲み取り、事業を通じてその価値を次世代へ、そして世界へ繋ぐ。自分の決断や貢献が、文化継承という重大な社会課題の解決にダイレクトに直結する点に、J-CATで事業を統括する唯一無二の面白さと大きなやりがいを感じています。
BizDevの処方箋
処方箋その1:仕事のあらゆる場面における「スマートシンプル」の実践
私が常に意識しているのは、仕事のあらゆる場面における「スマートシンプル」の実践です。 資料作成から意思決定まで、全てにおいて「ポイントが明快か」を厳しくセルフチェックします。情報過多な現代なので、本質を突いたシンプルなアウトプットは、相手への敬意となり、組織の実行力を高めてくれます。複雑さをシンプルさに変換する。このプロセスが、確実な成果を生むための鍵だと考えています。
処方箋その2:インプットの幅を広げること
自分の事業領域にこだわらず、常にインプットの幅を広げるようにしています。アートやライフスタイルから得られる感性と、グローバルな観光トレンドや異業種のビジネスモデル。この両極を深掘りして、世の中の動きを多角的に捉えるのが私のルーティンです。 異なるジャンルの知見が自分の中で掛け合わさる瞬間、既存の枠組みを超えた面白いアイデアや解決策が生まれます。思考の引き出しを増やし続けること。それが、自分ならではの武器を磨くための最高のトレーニングだと思っています。
処方箋その3:トレードオフを意識した意思決定
事業を推進する上で、常に「トレードオフ」を意識した意思決定を心がけています。あらゆる選択肢を同等に追うことは、結果としてリソースを分散させ、成果を曖昧にします。 「何かを選ぶことは、同時に別の何かを捨てることである」という事実から逃げず、勇気を持って選択と集中を断行する。このトレードオフの思考こそが、組織の歩みを加速させ、最短距離で本質的な成果へ到達するための処方箋だと考えています。
BizDevを学べるオススメコンテンツ
オススメ:「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
| 書籍情報 | |
|---|---|
| 著者 | グレッグ・マキューン |
| 出版社 | かんき出版 |
| 出版日 | 2014/11/19 |
| Amazonリンク | ![]() |
数々の事業立ち上げや失敗、成功の経験から、私が実体験として辿り着いた「トレードオフの思考」や「スマートシンプル」の重要性を、鮮やかに言語化してくれた一冊です。全てを同じ粒度で追うのではなく、本質的な一点にエネルギーを注ぎ込むことが、いかに圧倒的な成果を生むか。情報や選択肢が氾濫する現代のビジネスシーンにおいて、自分のリソースをどこへ投下すべきかという「選択の規律」を再確認させてくれます。自らの思考をより強固にし、実行力を高めたい方にお勧めしたい名著です。
オススメその2:『日経 The STYLE』(日本経済新聞 日曜版)や『Casa BRUTUS』などのライフスタイル・デザインメディア
仕事の枠を超えて、人生を豊かにするためのヒントが詰まった大切な情報源です。単なる流行を追うだけでなく、背景にあるエピソードや思想を深く掘り下げてくれるので、世界や日本の魅力をあらためて発見するきっかけを与えてくれます。 数字だけではない「価値」に触れられるのはもちろん、美しいビジュアルや質の高い表現に触れることで、いつも良い刺激をもらっています。私にとって、世の中を眺める視点を広げてくれる、心地よい学びの時間です。
オススメその3:「人が集まるコンテンツに足を運ぶこと」
スポーツ観戦や美術館、映画など、あえて「ライブ(現場)」に足を運び、リアルな熱狂に触れることを大切にしています。
送客ビジネスに携わる身として、人が何に心を動かされ、なぜそこへ足を運ぶのか。その根源的なエネルギーを肌で感じることは、どんなデータ分析よりも学びになります。現場で起きている熱量を自分自身の五感で確かめることが、確かな価値を提供するための何よりの研鑽となっています。
キーパーソン牧野雄作氏から皆さんへのメッセージ
事業が急成長しているJ-CATでは、現在各ポジションで採用を強化しています。
特に事業開発や営業企画、経営メンバーと伴走するマネージャーなど事業を推進するキーマンを募集しています。
以下のページ、または募集にないポジションでも、当社に興味がある方はぜひお気軽にご連絡ください!
J-CAT株式会社の募集を見てみる
こちらの記事は2026年01月23日に公開しており、
記載されている情報が現在と異なる場合がございます。
連載ベンチャーキーパーソン名鑑
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