【ベンチャーキーパーソン名鑑】PdM編 Vol.6:Hajimari 高山 透氏
「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。
本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。
日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。(掲載希望企業はこちらのフォームからご回答ください。)
彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。
株式会社Hajimariにおける
「PdM(プロダクトマネージャー)」の魅力とは?

以下、話者は高山さん
Hajimariのエンジニア組織でマネージャーをすることの一番の面白さは、0から1を生み出し、それが成長していくフェーズに直接関われることです。フリーランスジョブなど立ち上げたばかりのサービスも多く、自分の頑張りがサービスの成長にダイレクトに結びついているのを日々実感できます。
また、当社には素直で良いメンバーが多く、彼らの成長を間近でサポートできることは私自身の成長にもつながっていると感じます。
会社の成長フェーズで、これからさらにサービスを大きくしていく中で、若いメンバーの多いチームをまとめるのは、決して楽なことばかりではありません。しかし、彼らの成長スピードは非常に速く、その成長に貢献できていることに大きな喜びを感じます。この喜びこそが、辛さを上回る楽しさとなり、私の大きなやりがいにつながっています。
PdMの処方箋
処方箋 その1:「目線を揃えること」
プロジェクトに携わる人全員が、同じ目線で「サービスにとって何が最良か」を考えられるようにしています。目線が合っていないと、コミュニケーションコストが増大し、無駄なやり取りが増えてしまいます。だからこそ、エンジニアだけでなく、他の職種の人とも密に連携を取り、同じ方向を向くことができるよう努めています。
処方箋 その2:「メンバーに仕事を楽しんでもらう」
メンバーが仕事を楽しんでくれれば、自然とモチベーションも上がり、成果につながります。一人ひとりのキャリアビジョンに合わせた業務や役割を任せることで、やりがいを持って取り組んでもらえるように工夫しています。また、何か失敗があったとしても、頭ごなしに批判せず、理由を聞き、どうすれば次に活かせるかを一緒に振り返ることを大切にしています。
処方箋 その3:「目標を明確にする」
プロジェクト全体の大きな目標から、開発組織のタスクに落とし込み、毎週の優先度を決めています。1週間という短いスパンで定量的な目標を定めることで、メンバーも「今週はここまで頑張ろう」という具体的なゴールを持って開発に取り組めるようになります。
PdMを学べるオススメコンテンツ
オススメ:ゼクシイの生みの親・渡瀬ひろみさんの言葉
『社会貢献することが大事。社会の課題を解決するサービスを作ることが重要だ』
当時、所属していた会社で一部上場を目指していました。自分中心に仕事をしていたように感じます。しかし、子供が産まれたのをきっかけに、今後、未来を生きる自分の子供がポジティブに生きられるような社会を作りたいと思うようになりました。その思いが、渡瀬さんの言葉と重なり、私のキャリアに大きな影響を与えています。
社会課題を解決する仕事は、巡り巡って自分の仕事もしやすくなりますし、ひいては日本をより良くすることにもつながります。社会課題に共感することで、初めて心から一緒に働きたいと思える仲間が増えていくのだと確信しました。ワンマンや自分中心の仕事では、なかなか人は付いてきてくれません。
この渡瀬さんの言葉は今でも意識していて「私たちが提供するサービスが、日本の社会課題をどう解決していくのか」を常に考えながら、日々の業務に取り組んでいます。
キーパーソン高山氏から皆さんへのメッセージ
現在、Hajimariは200人規模の会社になりましたが、社長や役員との距離は非常に近いです。役員と新卒が同じプロジェクトを進めながらコミュニケーションを取ることも珍しくありません。人間関係も非常に良く、社員全員が「いい人だ」と言えるような温かいカルチャーが根付いています。
当社の開発組織では、各種ツールやAIなど、まだ未知の領域にも積極的に挑戦しやすい環境があります。技術的にチャレンジングなことができるだけでなく、社内イベントも頻繁に開催されており、風通しが良いのが特徴です。また、開発チームとして一つでありたいという意識も強く、情報交換や相談のハードルが非常に低いため、安心して開発に集中できます。
「成長意欲がある人」や、「世の中を変えたいという野心のある人」には、最高の舞台が整っている会社だと思います。ぜひ私たちと一緒に、日本の社会課題を解決していきましょう。
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こちらの記事は2025年08月21日に公開しており、
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連載ベンチャーキーパーソン名鑑
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