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「『安定』と『成長』を両立した事業ポートフォリオ」──西條晋一が明かす、スタートアップトレンドとトライフォートが勝てる理由

エンジニアが採用できない。そんなスタートアップの悩みをよく聞く。そんな時代に、9割が開発に携わるキラリと光る企業がトライフォートだ。C...
エンジニアが採用できない。そんなスタートアップの悩みをよく聞く。そんな時代に、9割が開発に携わるキラリと光る企業がトライフォートだ。CEOの大竹慎太郎氏、サービス開発部部長の宇尾野彰大氏、そして出資者である株式会社WiL所属、社外取締役の西條晋一氏に、同社の魅力やビジョン、いまトライフォートが脚光を浴びるべきスタートアップ界のトレンドを伺った。
  • TEXT BY REIKO MATSUMOTO
  • PHOTO BY YUKI IKEDA
17-12-14-Thu
西條 晋一 (さいじょう・しんいち)
株式会社トライフォート 社外取締役
大竹 慎太郎 (おおたけ・しんたろう)
株式会社トライフォート 代表取締役CEO
宇尾野 彰大 (うおの・あきひろ)
株式会社トライフォート サービス開発部部長

エンジニアが採用できない。そんなスタートアップの悩みをよく聞く。そんな時代に、9割が開発に携わるキラリと光る企業がトライフォートだ。CEOの大竹慎太郎氏、サービス開発部部長の宇尾野彰大氏、そして出資者である株式会社WiL所属、社外取締役の西條晋一氏に、同社の魅力やビジョン、いまトライフォートが脚光を浴びるべきスタートアップ界のトレンドを伺った。

「人として信頼できる」経営者が築いた盤石なビジネスモデル

西條さんはなぜトライフォートに出資を決めたのでしょうか?

西條一言で言うと「大竹さんを経営者として信頼できたから」でしょうか。

株式会社トライフォート 社外取締役/株式会社WiL General Partner 西條 晋一

彼はサイバーエージェント時代の後輩にあたりますが、2003年に新卒で入ってきて、配属された営業部門でもすごく活躍していました。

その頃はまだサイバーエージェント自体の規模もそこまで大きくなかったこともあり、よく話をする仲でしたね。

その後大竹さん自身もいくつかの会社を経てトライフォートを起業されましたが、サイバーエージェント出身の経営者は成功確率が高いんです。子会社がいっぱいあるし、新規事業にも積極的にチャレンジする風土だから起業に近い経験が他社より多く積めるからかもしれません。

それに加えて、彼は見た目通り明るくて普通の人よりポジティブ。それも経営者として非常に重要な素質でした。

どんなに辛いときでもビジョンや目標を語れる強さがある。辛いときに弱気になると人は離れていくものですけど、大竹さんはどんなときでも逃げない。

そういう強さが、優秀な人から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるリーダーシップにつながります。

ビジネス面で言っても、大きな収益が狙えるスマートフォンゲーム関連の事業を展開しつつも、手堅く収益が得られる受託開発でしっかりベース作り上げていて、ビジネスモデル的にもいいなと思いましたね。これはサイバーエージェントやディー・エヌ・エー楽天にも通じる「成果を出す会社の経営スタイル」です。

大竹トライフォートは元々スマホアプリの受託開発から始めたので、大きな投資を受けなくても堅実に成長していました。

でも、更にアクセルを入れて会社を大きくしていきたい、という段階にまで達したとき、多少リスクをとっても自社サービスを作りたいと考えるようになり、出資を受ける意思決定をしたんです。

そこでどういう会社から出資を受けたいかを考えた結果、「信頼できる人と一緒にやりたい」というのが自分の中での答えでした。

その最たる適任者が、サイバーエージェントで専務取締役を務めたこともあり、投資実績も豊富なWiLの西條さんだった。会社を発展させていく上できっと力になってくれると思い、出資をお願いすることにしました。

西條投資前に資本政策の話や事業の現状はヒアリングしましたが、事業計画までは厳密に見ていませんね。彼は運がよさそうなんで、最終的にはなんとかなるだろうという直感が働きました。

投資した額は一般的に見ると小さな金額ではないですが、WiL自体のファンド規模も大きいので約4億円という投資は標準サイズです。

大竹たしかに、他のVCの方々に出資いただくときにはすごく分厚い資料を準備して、プレゼン回数も重ねましたが、西條さんに投資いただいた際にはそこまでの手間はかかりませんでしたね。

事業に関する資料や事業計画書などは必要最低限の内容しか求められなかったので、器の大きさを感じました。それだけ信用してもらえているのかなと思ってすごく嬉しかったことを覚えています。

西條投資を決めるときって事業内容うんぬんよりも、人間関係的に大丈夫かどうかが一番のチェックポイントなんです。

それに、そもそも僕は投資先の数字まできっちり管理するタイプじゃない。一度投資したら、よほど当初と異なる方向に進みそうにならない限り、経営には基本的に口を出さないことにしています。

私自身がサイバーエージェント時代に複数の子会社の経営を任せてもらいましたが、外部の人から口を出されるのがイヤなタイプでしたから(笑)。私の性格を知ってか、藤田さんも経営にはほとんど口を出しませんでしたね。

変化の早い世の中だからこそ、開発力が勝負を決める

投資家としての西條さんから見た日本の起業家やスタートアップのトレンドを教えてください。

西條まず全体の市況としては、若い層の起業家が増えてきていますよね。大学在学中に起業する人も多いし、新卒一年目で辞めて起業する人も増えている。

そこには、シードやアーリー期に投資するVCの数やエンジェル投資家の数が増えているという背景があると思います。

一方で、2000年代はじめからインターネット事業を見てきた35歳以上の層は、メルカリの山田さん然り、ユニコーンを狙える経営者も増えています。

大竹さんも何社か経験した上で経営者を務めていて今6年目ですから、これからさらに拡大して後者の層のひとりとして活躍していくことを期待しています。

大竹私も実はこのインターネット業界は15年選手なんです。

サーチからソーシャルの流行までいろんな波を経験していて、「これは!」というタイミングで事業を思い付いているのに創れる人がいない、という課題にずっと悩まされていました。エンジニアやデザイナーがいないがために、ビッグウェーブに乗れなかったんです。

株式会社トライフォート 代表取締役CEO 大竹 慎太郎

だから起業するときにはその課題から逃げないと覚悟を決めていました。本当は自分に営業バックグラウンドがあるので営業会社を作ればうまくいく自信もありましたが、敢えて受託開発という苦手なところから創業して、サービスをいくつも開発していきながら事業拡張していくことにこそ、将来会社を成長させるポテンシャルがあると考えていたからです。

そういう構想を描くと、優秀なエンジニアを採用できる会社でないと未来がないので、「世の中をリードする面白い会社と一緒に、面白い開発ができる」というブランドを創って開発者を採用していきましたね。

西條トライフォートは社員の9割がプランナー、エンジニアやデザイナーなど開発に携わる人員ですが、これはこれからの事業拡大において相当な強みです。

スタートアップにおける起業家の職能・スキル面のトレンドで言うと、若い起業家に多いのは、社長自身がエンジニアでコーディングできること。小さいチームでも社長自身が手を動かすから少ない資本で開発できる。

一方で、ミドル層の起業家はコーディングできない、または自分で手を動かさない事業開発出身の人も多い印象です。組織作りに早いフェーズから力を入れていて、だからこそサービスを変化させていくスピードも速い。

1ヶ月後にはトレンドが変わってしまう変化の激しいIT業界で、社内にエンジニアを保有しているのは急成長するスタートアップの前提のようになっていますね。

大竹西條さんの言うとおり、私は自分でサービスを作って開発もプロデューサーもバリバリやる、みたいなタイプではなく、組織力で勝負していく事業開発タイプ。

サイバーエージェント時代に感じていたことですが、IT業界って時代の波が大きくて、私が入社したときにはGoogleを中心としたサーチの波がきていたし、20代後半の2010年前後にはソーシャルの波、その次はゲームの波、AI、VRと、何年かに一度大きな波がやってくる。とにかくトレンドサイクルがとても速いんです。

その中で、サイバーエージェントはどんな波がきても柔軟に対応できていたからこそ、今でも成長し続けているんだと思います。トライフォートも同様に、優秀な開発陣を基盤としたチームを作り、その時のトレンドにフィットした事業を多角的に展開していこうと考えています。

西條どんなトレンドが生まれ、どんな巨大市場が生まれるかわからないからこそ、開発力が高いことに加えて事業開発できるメンバーも在籍していることは大きな力になります。

メルカリが大成功するまで「スマホでCtoC取引する」という市場がこれほど大きいとは誰も思いもしなかったし、LINEだって、先にカカオトークが流行していたけどスタンプをフックに市場を塗り替えた。

そういう意味で、宇尾野さんのようにリクルートで事業開発を経験した人材がこれから開発ドリブンなビジネスをリードできることも、トライフォートの今後の成長にとって頼もしいことですよね。

宇尾野私はリクルートに新卒で入社し、様々な仕事を経験したのちに、知人の紹介で大竹と出会い、「優秀なエンジニアがこれだけ在籍するトライフォートでなら、自分が創りたいサービスを思う存分生み出せるかも」と思って入社を決めました。

株式会社トライフォート サービス開発部部長 宇尾野 彰大

いつの世も、優秀な人って自分より優秀な人と働きたいものだし、エンジニアは特にその感覚が強い。それに、名だたる大企業からの受託案件も多いので、世の中に与えるインパクトも大きい。

大竹の創業のきっかけでもありますが、「開発力は大前提として、信頼される顧客対応をすること」がトライフォートのモットーなので、クライアントとのやりとりで揉めることも、とても少ないと実感しています。

開発者にとってはサービス開発に集中できるとても良い環境だと思います。

大竹私は受託のサービス開発に関しては最近宇尾野に任せているんですが、西條さんが私を信頼してくれたのと同様、私も宇尾野の人間性を信頼しています。

最終的に人を信頼できるかの判断ポイントは「厳しいときに逃げない」ことだと私は考えていて、苦しくなったときこそその人の本性が出ると思っている。

事業ってどれだけうまくいっていても、下り坂になる瞬間が必ずあるじゃないですか。逆境に弱い人だとそのまま下っていってしまいますが、逆に強い人は下った分よりさらに大きく昇って事業を成長させてくれるもの。

彼はどんな場面でも逃げずに立ち向かって会社や事業の成長にコミットできる人だから、安心して任せています。

急成長のカギは事業開発人材

西條今後トライフォートがサイバーエージェントやディー・エヌ・エー、楽天のようなメガベンチャーになっていくためには、まさに開発力を土台にして、事業開発組織を拡大できるかどうかが重要です。

多くの企業の成長を見守ってきましたが、本当の意味で新規事業ができる人材って、ひとつの組織の中で、100人に1人か2人の割合でしか存在しません。

宇尾野さんのような事業開発を牽引できる優秀なメンバーが続々とジョインして、トレンドに気付いたときに大きく踏み込めるか。これがトライフォート飛躍のカギを握っていると思います。

大竹そのようなトレンドがやってきたときにスピーディに事業を創っていくためにも、これまでのフェーズでは意図的にエンジニアやデザイナーをたくさん集めて、金融系からゲーム系といった幅広い領域の受託開発を手掛け、リスクを抑えて収益の土台を作りながら、事業開発ノウハウを蓄積してきました。

次のフェーズでは、自社サービスにそのノウハウを落とし込んでいきます。アイデアを発案できる人やプロデューサー、ディレクタータイプの採用も加速させていきながら、AIやVR・ARといったホットな領域にもチャレンジしていきたいですね。

西條最近だと仮想通貨取引所を運営するコインチェックがものすごい短期間で急成長している。

NTTグループが1兆円の営業利益を出すまでに118年、トヨタは65年、ソフトバンクが36年。Facebookは2004年に誕生して僅か6年で営業利益10億ドルまで達したことを考慮すると、巨大企業になるために必要な期間がどんどん縮まっています。

突如として巨大企業が誕生する世の中になっているため、日本からもそういう会社が今後どんどん出てくるはずです。

投資家目線でいうと、盤石な開発力のあるトライフォートであれば、今後のチャレンジ次第では充分にその巨大企業のうちの1社になれる可能性があると思っています。