連載ベンチャーキーパーソン名鑑

【ベンチャーキーパーソン名鑑】エンタープライズセールス編 Vol.3:ラクスル 白石 浩二氏

白石 浩二

メガベンチャーのIT2社(EC領域)を経験した後コンサルファームを経て2024年10月からラクスルへ参画。エンタープライズ事業統括部にてセールスMgrを経験し、2025年3月から部長として5つのGroupをまとめつつ事業立案及びセールスの促進を担う立場。事業の急成長に伴うメンバー増強をするため採用強化中。

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「あの会社の急成長は、なぜ実現できたのか?」その答えは、最前線で事業の課題と格闘し、成果を出し続けている「ベンチャーキーパーソン」の仕事術に隠されています。

本連載では、スタートアップやベンチャー企業が事業を伸ばす上で避けて通れない具体的な「業務の壁」を、彼ら/彼女たちがどう乗り越えてきたのかを徹底解剖。

日々の業務ですぐに役立つ実践的なノウハウ、困難な意思決定を支えた思考プロセス、そしてリアルな成功と失敗の事例、そこから得たノウハウを、ご本人たちの言葉で共有する。

彼ら/彼女たちの生きた経験は、あなた自身の課題解決のヒントとなり、スタートアップやベンチャーでの活躍、あるいはキャリアアップを加速させる具体的な「処方箋」となるはずだ。

  • EDIT BY KACHI MITSUHA
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ラクスルにおける「エンタープライズセールス」の魅力とは?

以下、話者は白石さん

ラクスルは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、日本の産業構造を変革し、より持続的で効率的なビジネス環境の実現を目指しています。

その中でも、エンタープライズ領域は最も市場規模が大きく、複雑な課題を抱える企業に対し、仕組みの力で本質的な変革をもたらすダイナミックなフィールドです。

この挑戦に求められるのは、単に製品を売る営業ではなく、企業の経営課題を深く理解し、クライアントと共に成長を実現するパートナーとしての姿勢です。

その中で強く実感できる視点は、キャリアの成長には「挑戦の機会が生まれ続ける環境」と、「事業の成長に真正面から向き合い、オーナーシップを持ってやり切る姿勢」こそが不可欠であるということであり、キャリア形成における魅力と言えます。

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エンタープライズセールスの処方箋

処方箋 その1:
目的の明確化とゴールへの道筋づくり

エンタープライズセールスで成果を上げるためには、目的とゴールの明確化が必要です。結果に結びつけることへの意識を高め、無駄を省くことで、優先順位をつけやすくなると考えています。

そして、結果に結びつくために、自身の信念を曲げることも厭わず、アジャイル要素も加えたアクションや体制を意識し、最適解、最短距離を描き切るようにしています。

具体的にはタスクの期限を切ることを一つのアクションとしています。いつまでにやるか?という日程の締めをつくることで、どんなに小さなアクションもやり切り、可能な限りタスクを残さないようにしています。


処方箋 その2:
関係者とのコミュニケーション

周囲とのコミュニケーションを大切にすることです。他者との情報共有やフィードバックの受け取りを通じて、自分では気づけない視点や改善点を得られ、成果につながると考えます。

また、大事なことは繰り返し、頻度を増やしてインプットしたり、日々の会話や連携によって認識の齟齬を極力なくすようにしたりして、コミュニケーションでは量と質のどちらも意識しています。それによって、同じベクトルを向くように努めることを大切にしています。


処方箋 その3:
チャレンジャーとしての姿勢とマインド

ここまでは行動でしたが、姿勢やマインドも大切にしています。 例えば、常にチャレンジする姿勢やアクションのスタンスを持つことです。今ある流れや風土に捕らわれず、さらなる改善や新しい施策の発見などを創りに行く視点は、自身のキャリアを広げると感じています。

また、ポジティブシンキングを意識し、プレッシャーを楽しむマインドコントロールをしています。

メンバーや同僚に対しては肯定感を高め、維持することに配慮し、取り組みやアクションに対して褒めるポイントを決めて承認欲求を高めた信頼関係構築に努めています。そしてその上で、指摘や指導を行えるような関係づくりに取り組んでいます。

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エンタープライズセールスを学べるオススメコンテンツ

オススメ:「ラクスル新社長が狙う3つの成長領域

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ラクスル及びCEO永見の考え方や中長期に向けた方向性についてわかりやすく説明しています。私自身がラクスルへ入社する決め手となった、いちコンテンツであり、今後の将来性や展望に期待が持つことができました。

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キーパーソン白石氏から皆さんへのメッセージ

ラクスルでは現在、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンを掲げ、祖業であるネット印刷に対して法人管理機能を据え、大手企業様への提案強化をしております。

規模や組織拡大に合わせてエンタープライズ事業統括部は、セールスメンバーが印刷・販促業界だけでなく他業界から参画くださっており、より多くのシナジーやコラボレーションが生まれております。

既存業界の方も、業界未経験の方も、「変化を楽しみ構造を変えたい」という方には良い環境を提供できると自信を持ってご案内できます。




こちらの記事は2025年06月18日に公開しており、
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編集

可知 映羽

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