連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

0 Clubが丸の内で切り拓く日本のクライメートテックエコシステム――地域発のディープテック企業を大企業と世界に繋ぐ

2050年[1]のカーボンニュートラル実現に向け、世界中でクライメートテック分野への投資が加速している。しかし日本では、スタートアップの数も投資規模もグローバルで見ると相対的に小さく、成功事例も少ないのが現状だ。そうした状況では、スタートアップ、大企業、VC、研究者が有機的につながる“エコシステム”をどう構築するかが問われることとなる。 エコシステム構築の一助になることを目指すのが、三菱地所が手がけるクライメートテック特化型インキュベーション施設「0 Club(ゼロクラブ)」だ。大企業が集積する東京・丸の内を拠点に、技術を持つスタートアップと、それを求める企業や投資家をつなぎ、日本ならではの産業基盤を活かした市場形成を目指している。 今回取材したのは、0 Clubの仕掛け人である曽我氏、そして施設のパートナーVCであるArchetype Venturesの北原宏和氏、環境エネルギー投資の石田ともみ氏。エコシステム構築に挑む彼らに、日本のクライメートテック市場の現状と、0 Clubが果たそうとしている役割について話を聞いた。 [1]日本・EU・アメリカでは2050年、中国・ロシアは2060年にカーボンニュートラルの実現を目指している。…

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