連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

「質問」と「対話」で医師を味方に。不動産デベロッパーから異分野の在留外国人のヘルスケア課題に取り組む「WELL ROOM」ができるまで

三菱地所株式会社には社内から公募したアイデアを新規事業化する制度がある。まちづくりや不動産業にとらわれず幅広い事業の創造を行うことで、三菱地所としての事業領域を拡大し、新たな収益源を生み出すことが目的だ。 その新事業提案制度で採択され2021年に設立されたのがWELL ROOM株式会社(以下、WELL ROOM)だ。同社は日本で働く外国人従業員のサポートを行う、多言語対応のヘルスケアサービスを提供している。日本国内であっても外国人が高いレベルのヘルスケアサービスを享受し、健やかに働ける未来をつくるためだ。 国民皆保険によって日本国民は大きなストレスもなく医療やヘルスケアサービスを受けられる土壌を授かっている。ところが、日本で働く外国人においては、日本人と同様に国民皆保険の対象ではあるものの言語や文化の違いなど様々なハードルからその限りではない。そういったペインポイントを発見し、事業へと発展させた。 WELL ROOMの代表であり、事業の提案者でもある下田拓海氏は新卒4年目。下田氏にどのような思いで事業と向き合っているのかを尋ねた。…

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