連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

「スタートアップ」から「スケールアップ」へ? 爆速成長するスタートアップたち | 未来を実装する秘訣 vol.3

海外の記事などで「スケールアップ企業 (scale-ups)」という単語を見る頻度が増えてきました。スタートアップは初期段階の企業のことを指し、スケールアップはその名の通り、急激な規模拡大をしている企業のことを指します。 なぜスケールアップという言葉が出てきたのでしょうか。その理由は、スケールアップ企業はスタートアップと大きく異なる特徴を持ち、スタートアップとは区別したほうがよいと考えられたからでしょう。 スケールアップのフェーズに入った企業は、売り上げが年ごとに倍以上に増えていきます。そしてどれだけ人を採用しても顧客からの問い合わせに対応できず、かつては年に5人だった採用人数が週に5人になり、一年ごとにオフィスを移転しないと人が入りきらない……。そんな状況になっているのがスケールアップ企業です。また次なる成長を牽引する新製品を考案したり、自社製品のプラットフォーム化などを構想したりするのもこのタイミングです。 …

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