連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

「AI×ものづくり」高専生ビジネスコンテストDCONがつくる未来|政策現場から見る『官民共創のイノベーション』vol.5

AI技術の進展により、社会のあり方や産業構造が急速に変化する中、次世代を担う若者たちがどのように社会課題と向き合い、解決へと踏み出していくのか。その答えのひとつとして注目を集めているのが、今年で6回目を迎えた「全国高等専門学校(高専)ディープラーニングコンテスト(DCON)」です。 高専で培ったものづくり×AI技術を武器に、高専生が実際の社会課題を解決するプロダクトやサービスを考案し、チームをスタートアップ企業に見立ててその事業性を企業評価額で競う、というリアルでユニークな設計が特色です。 ものづくり×AIへの着目は、OpenAIのサム・アルトマンCEOが生成AIの次のステップとして語る「フィジカルAI」の先駆けともいえます。同時に、DCONは学生のビジネスコンテストの枠を大きく超え、教育、産業、行政を横断する共創のモデルとしても機能しています。これまで全国58校のうち50校が参加し、高専が地方創生の主役になることも期待されます。 本シリーズ「官民共創のイノベーション」では、さまざまな領域の第一線で越境的な共創を実現する実践者たちに話を聞いてきました。第5回となる今回は、DCONを生み育ててこられたDCON実行委員会事務局長の岡田隆太朗氏にインタビューを実施。AI時代を生きる高専生の潜在力を起点に、社会変革のプラットフォームとしてのDCONの意義と可能性に光を当てます。インタビュアーは、政策・共創領域で数々のプロジェクトを推進してきた経済産業省の池田陽子です。…

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