連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

「地震犠牲者ゼロ」東大発の耐震塗料技術で世界に挑む|政策現場から見る『官民共創のイノベーション』vol.6

「人の命を救える技術があるのに、挑戦しない理由があるだろうか」。 そう語るのは、Aster代表取締役の鈴木正臣氏。東京大学発のスタートアップとして、防災分野でグローバルな展開を進める同社の原点には、イタリアで見た被災地の惨状があったと言います。家業として長年続く中小企業の社長を務めながら、世界を相手に社会課題解決にフルスイングで挑むスタートアップを起業した鈴木氏のキャリアは、まさに「越境」の連続です。 本連載では、“越境”をキーワードに、固定的な制度や社会通念を越えて、最前線で未来をつくる方々に焦点を当ててきました。今回は、制度が未整備な国で、時には人種や社会階層の壁とも向き合いながら、人命を守る技術の普及を目指す鈴木氏にインタビューを実施。起業の原点からスタートアップと中小企業の違い、日本の常識が通用しない場所で実装を進める際のリアルな困難と手応えまで、率直に語っていただきました。 インタビュアーは、経済産業省で官民共創やスタートアップ政策を手がけてきた池田陽子。理念や正しさだけでは世界は動かない——そんな現実の中で、鈴木氏が見出してきた「動かす力」に迫っていきます。…

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