連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

京セラ発の新規事業、アレルギー対応の食事サービス「matoil」。UI•UXデザイナー出身者が事業を作るポイントとは

えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)。これらは、食物アレルギー表示が義務付けられているもので、この8品目以外にもアレルギーを引き起こす食べ物はたくさんある。食物アレルギーを持つ子どもたちは、こうしたアレルゲンとなる食べ物を避けながら生活しており、外食を楽しめないなどの悩みを持つ家庭も多い。 そんな悩みに寄り添い、楽しくておいしい食事を提供しているのが「matoil(マトイル)」だ。matoilでは、一人一人の食物アレルギーに対応した、オーダーメイドの食事を提供する「anniversary meal kit」などのサービスを展開している。 実はmatoilは、京セラの新規事業アイデアスタートアッププログラムから生まれたサービス。代表の谷美那子氏はもともとUI・UXデザイナーで、経営や事業作りの経験があったわけではない。今回は、matoilが社内の新規事業として生まれた背景や、デザイナーならではのスキルが事業作りに生きた点などについて、matoil代表の谷氏にお話を伺った。…

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