連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

瀕死のスタートアップが、世界に誇るレーザー発振器メーカーへ挑戦するまでに。スペクトロニクスが取り組む経営改革

ディープテック系のスタートアップは数多くあるが、市場ニーズを捉えて産業化にまで漕ぎつけられる企業はごく僅かだ。核となる研究技術は優秀なのに製品化を果たせない「魔の川」、製品は優れているのに事業を軌道に乗せられない「死の谷」、製品が市場に定着する前に消え去ってしまう「ダーウィンの海」と、産業化には3つの障壁が立ちはだかると言われる。 こうした障壁を乗り越えるためには、相応の経営戦略が求められる。今回取材したスペクトロニクスの長岡氏の言葉を借りれば、「来た球を打ち返すだけでは経営は立ち行かない」と言えるだろう。経営戦略に紐づいてマーケティング戦略を練り上げる、原理原則に基づいた組織をつくるなど、確かな舵取りを行うことが何よりも大切になる。 現在では事業化に向けて大きく前進しているスペクトロニクスも、かつては魔の川や死の谷に阻まれて組織は崩壊寸前だったそうだ。同社はどうやって、世界で戦うレーザー企業への足がかりを見つけたのか。代表取締役社長の長岡由木彦氏に、ディープテック系のスタートアップが目指すべき経営の姿を伺う。…

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