連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

「いいものなのに、なぜ誰も知らないのか」農業のアップデートにつながる“グルタチオン”の可能性に賭けるWAKU

ここ数年、スーパーの野菜コーナーで首をかしげることが増えた。トマトが高い、ネギが高い。その背景にあるのは、単なる物価上昇だけではない。猛暑をはじめとする気候変動が、作物の収量に影響を与えている。 この連鎖を断ち切る手段として、農業スタートアップのWAKUが着目したのが「グルタチオン」。化粧品の美白パックに使われているほど身近な成分でありながら、農業領域ではほぼ無名の成分のままだ。 ENEOSの新規事業プログラムでこの成分と出会った3人は、大企業を飛び出した。だが、会社を辞めて2ヶ月で最初の事業は消える。岡山の古民家でルームシェアをしながら、それでもこの成分に賭け続けている3人の話を、COOの片野田大輝氏に伺った。…

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