連載 “大丸有”から生まれる、イノベーション最前線

人が集まれば、イノベーションは生まれるのか? 都市経済学が解き明かす「集積」の力

新しいアイデアやイノベーションは、人や企業が集まるところで生まれる。人や企業がうまく集積できるように、スタートアップ支援や産学連携などの拠点整備が進められてきた。 一方で、「集積」のメカニズムについては詳細に明らかになっているとは言い難い。人や企業が集まるだけで、人と人とのつながりは本当に生まれるのだろうか。こうした、場所とイノベーションの関係性について考える学問が、都市経済学や空間経済学だ。誰かの知識や技術が周囲に波及していく「知識のスピルオーバー」は、集積の度合いや多様性によって、その起こりやすさが変わることが研究から示唆されている。 今回は、中央大学経済学部の岡本千草准教授に、イノベーションと集積の関係について話を伺った。都市経済学の研究者には、日本のスタートアップやディープテック領域における「集積」はどのように映っているのだろうか。…

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